The link at the date of the calendar is an entry.
スポンサーサイト
-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告
新学期
2005-02-13 Sun 02:59
ウガンダの小学校の新学期が始まった。
いつもの朝が戻ってきた。

学校への道を足取り軽く、スキップしている子供たち。箒で一生懸命、庭掃除をする女の子。学校内の雑草を刈る男の子たち。


私も1月31日から2つの小学校で先生をしている。去年から通っているSt.Joseph Primary Schoolと Have Mercy Orphan’s School。 Have Mercy Orphan’s Schoolは、カンパラから東へ7キロ、センブリVillageの一角にある。

この地区はいわゆるスラム街で、低所得、もしくは無収入の家が密集している。この学校は私立で、政府からのサポートを全く受けていない。

Mr.Sematimbaというtraditional healer(伝統的な薬を用いて、治療する人)でもある村長が、この地区に孤児が通える学校がないということから、1995年に自費で建てた学校だ。


創立時の生徒数は32人(全員孤児)。現在は、nurseryからP7まで280人。(この内65パーセントが孤児。途中から孤児以外にも門戸を広げたそう)エイズに感染している子供も多い。


大抵、私立の小学校の場合、子供たちは学期ごとに公立の学校よりも高い学費を払わなくてはならない。しかし、この学校は違う。280人の内、190人の孤児は無料で学校へ通えるようにした。又30パーセントの無収入の家に住んでいる子供たちからは、年800円程度、5パーセントのstable incomeがある家からは、年約1800円の学費をとる。


常勤の先生の数は、8人。Sematimba校長の気持ちに刺激され、働いている人がほとんど。しかし、実状は厳しい。学校の経済状態がいつも切迫しているため、何か月も安い給料で働かなくてはいけない。給料をもらえない月もあるそうだ。Sematimbaが薬を売って稼いだお金を学校運営に充てることも多い。


自分たちの労働の対価としてもらうべき賃金がない・・・先生たちのやる気が失せてしまうのも最もだと思う。Sematimba校長の情から生まれた学校は、今や、後には引けず、なんとか運営を続けているといった様子だ。  


私は去年12月のある日に、このSematimba校長と出会い、今年から週2回この学校へも来ることになった。マンモス校のSt,Joseph Primary Schoolと違い、この学校は1クラスの人数が約20人と少ないため、生徒1人1人の顔や反応を見て授業が出来ることが良い。


更に、校長先生から日本語を教えて欲しいと言われ、この学校では日本語も教えることになった。
そして「絵画」の授業。P5クラスの生徒にのみ、絵の授業を開催しているのだが、他のどの授業よりも子供たちが熱心に絵を描く姿は、見ていて思わず微笑んでしまう。


1回目の授業で、子供たちに自己紹介を兼ねて自分の好きなこと、将来なりたいもの、兄弟は何人?などを英語で書いてもらった後、似顔絵を書いてとリクエストしたのだが、半数以上の子供が「自分の顔を知らない。見たことがない」との答えが返ってきた。そこで友達とペアを作ってもらい、お互いの絵を描くことに・・・


好奇心の塊りの彼らは、最初は描くことに戸惑っている子もいたが、「TRY」と投げかければ、少しずつ手を動かして真剣な眼差しで、紙と向かい合っている。


ウガンダの子供たち(特に孤児)は、普段引き取られている親戚や友人から、虐待を受けているケースも多い。愛情に飢えている子供たち。学校でも先生は低給料でストレスが溜まっている場合が多く、子供を何度もスティックで叩くことがある。しつけの域を超えていると感じることもしばしば・・


そんな中、この時間だけは、ゆったりした気持ちで、楽しい授業になったらなと願いながら、小さな教室を歩いている。
スポンサーサイト
別窓 | ウガンダでの生活
| ウガンダ←イギリス→日本便り |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。