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ウガンダより⑥
2007-09-18 Tue 14:51
 子どもたちと向き合い、心の声を訊く。今回のラカイ訪問には目的があった。

 サマニャの丘周辺の5つの村へ行き、遺児がいる家庭約100世帯を廻り、話を聞く。お父さん、お母さんが亡くなった時のこと、今どうやって生活をしているか、周りの村人のことなど質問内容は多岐に渡った。

 「お父さん、お母さんが死んだ時のことは全く覚えていない。小さい時だったから・・」と話す子ども。「お父さんが死んだのは3年前で、死ぬ直前に隣に住んでいる人が、お父さんを病院に連れて行こうとした。私はとても嬉しかったのだけれど、お父さんは病院に着く前に川の近くで死んでしまったの」とその時の記憶を詳細に語る少女。

 お父さん、お母さんが死に、親戚も死に、家も畑も葬儀のために売り払われてしまい、全く見ず知らずの男性に雇われて、牛飼いの仕事を朝から晩までしている少年。
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彼は学校には生まれてから1度も行ったことがないという。「学校に行きたい?」との私の問いに彼は、「学校に行ったら働く時間がなくなって、食事をもらえなくなっちゃうよ」と顔をくしゃくしゃにしながら笑って答えた。

 自分がこの子どもたちの立場だったら・・と想像してみる。でもその想像が何の意味もなさないことにすぐ気付く。私が育ってきた環境とあまりにも異なるから・・・。世界は不平等だ。生きていくことに必死にもがいている小さな子どもたち。私の質問の中には「どんなことをしている時が楽しいか?どんな遊びをする?」という問いがあった。この問いに「遊ぶ時間なんかないよ」と答えた子どもが多くいた。

 明日生きることを心配せずに、思いっきり遊ぶ時間は生まれてからどのくらいあったのだろう。

 今回調査に同行してくれたカンパラ出身のKennethは、政府管轄の統計局勤務で、リサーチャーの監督をしている。「私は今までウガンダで生活をしてきたけれど、こんな悲しいsituationに直面したことはなかったよ。私には2人の子どもがいるが、これまで以上に2人を大切に育てていきたい」と1日が終わる頃、いつも私に繰り返す。そして自分がラカイに持ってきた服を、子どもたちに渡していた。

 脆弱な環境に置かれている子どもたちは、勿論ラカイだけではなく、ウガンダ国内多数存在する。子どもたちの境遇を勿論分かっている人はウガンダに多数いるが、現実にその状況を自分の目で見なければそれを現実のこととして受け止められないのかもしれない。

 今回の調査で訊く子どもたちの声は、残念ながらなかなか外には届いていない。子どもたちの声なき声を伝えていくことの大切さを改めて感じた。

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