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大会に向けて
2005-03-13 Sun 03:04
この時期ウガンダ国内の各小学校では、子供たちが地区ごとに開催されるathletic competition(スポーツ大会のようなもの)に向けて練習に勤しんでいる。


St.Joseph Primary Schoolには、大きなグラウンドがあるため、近くにある他の小学校の生徒たちもここに集まって100メートル走やリレー、砲丸投げなどを競い合う。エントリーするのはP5、P6,P7の子供たち。
普段この学校ではP2、P3、P4の子供たちに授業をしているため、彼らの練習姿を見る機会はなかなかないのだが、早朝や夕方にグラウンドへ立ち寄った時に、汗を流しながら必死でトレーニングをしている姿はたくましいなとさえ思う程。


一方、Have Mercy Orphan’s schoolにはグラウンドがないため、学校から約10分歩いた所にある公の運動場を使い、大会に備えている。
ただ、事前に決められた曜日と時間しか使えないため、子供たちは4-5時間ぶっ通しでグラウンドにいることも多い。


子供たちをトレーニングしているのは、ベイチェル先生。約90人の子供たちを一気にグラウンドへ連れて行き、まとめなくてはならないから先生も一苦労。
そんな折、ベイチェル先生や他の先生たちから
「Madam Yukaもアシスタントとして、大会に向け指導を・・」と言われ、毎回子供たちと一緒にグラウンドへ行っている。


しかし、皆様もご存知の通り、私は元来運動音痴。先生たちにもそのことを知らせ、グラウンドではベイチェル先生の指示に従って、子供たちの名前をノートに書き、順位などをつけたり、点呼をしたりする役割を担った。


外に出た時の子供たちは教室の中にいる時以上に大騒ぎ。いっせいにグラウンドへ走っていっては、歓声をあげながら走り回ったり、何度もバクテンを繰り返したり、両手をあげてジャンプをしたりと獅子奮迅。
べイチェル先生や私がいくら「Mussilike(ルガンダ語で静かに!)と叫ぼうが何の其の。普段学校でも家でもなかなか遊ぶ機会の少ない彼らは、ここぞとばかりに運動神経全開で動き回る。

大会の種目は
「100メートル走、男子・女子」
「10キロマラソン(男子)」
「5キロ(女子)」
「砲丸投げ」
「ハイジャンプ」
など。

子供たちは自分が挑戦したい種目に名乗りをあげ(複数可。運動嫌いな子供は、エントリーをしなくて良い)その種目の練習時間が来るのを待つ。


「10キロマラソン」(1周約400メートルのグラウンドを25周)は、ウガンダの赤道直下の炎天下の下ではかなり厳しい種目だ。だからか、いつもエントリーをするのは同じ顔ぶれ。 3月9日は、18日の大会へ向けた最後の練習日だった。
グラウンド近くにある、St,Augustineという別の小学校の子供たちも来ていて、一緒に練習をすることに。


「10キロマラソン」では、Have Mercy Orphan’s school からは、P4-P7まで15人の子供が参加。St,Augustineは大規模校ということもあり、34人がエントリー。ベイチェル先生とSt,Augustineの先生が大きな声で「Set,set go on your max,set set go!」と言い、ホイッスルが響き渡った瞬間、49人の子供たちが一斉に走り出す。
いつも家の手伝いや畑仕事をしっかりしている彼らは、基礎体力も日本の子供とはだいぶ違うように思う。何もしなくても体力が消耗していくこの暑さにもかかわらず、ほとんどの子供たちが楽々と10周までは到達する。


そこからが勝負だ。P5クラスのKabanda Fredは、普段から注意力散漫で日本語の授業中もあまりやる気がない。彼には、父親も母親もいない。(年の離れたお兄さんと2人で暮らしていると聞いた→後日、お兄さんではなく、80歳以上になるおばあさんと2人で生活していることが分かった。おばあさんは心臓病を抱え、歩けないため、生活費もおばあさんの薬代も、全て彼が稼いでいる。)「Art」のクラスでは彼の書く絵に時々、彼の心の叫びが垣間見えることがあり、私にとっては特に気にかけている生徒の1人だ。


しかし、大会での練習中、彼はいつも1番に「10キロマラソン」に名乗り出る。そんな彼がグラウンドで見せてくれる顔は、教室にいる時の表情とは全く異なる。ただ一点を真剣に見つめ、彼の独特のリズムで走り続ける。その姿は自己を解放しているかのよう。
この日も10周まではゆったりしたペースで走り、11周目からは少しずつスピードを上げていた。
「その調子。その調子」と思いながら、彼のひたむきに走る姿に胸を打たれていた。


さて両校の子供たちは、追い越し、追い越されとどっこい、どっこいであったのだが、15周を過ぎた頃からか。リタイヤする子供も何人かいたものの、上位3位まで全ての顔ぶれがHave Mercy Orphan’s schoolの子供たちになっていた。「やった!この調子で頑張って」と思いながら、私も応援に熱が入る。私たちの学校の子供たちが通れば、他の子供たちと一緒に皆で名前を呼び、拍手をしながら声援を送る。


学校ごとの応援チームができ、私もHave Mercy Orphan’s schoolの子供たちの真ん中で、恐らく一際大きな声で応援をしていた。
あと、3周、2周、1周!「Finish!」 1位から3位までは、Have Mercy Orphan’s schoolの子供たち。6位にKabanda Fredが入る。


順位はさておき、彼らが一生懸命に走る姿はやはり素敵だった。スポーツは子供たちの自己表現の場ともいえる。走り切った後の自信に満ちた顔も印象的だった。


「さあ、次の練習種目は何にしましょうか」とSt,Augustineの先生のもとへ行くと、「彼らが走っている間は、もう少し静かにして下さい」と注意をされてしまった。はっと、我に返る。


私夢中になると何も見えなくなることがあるものな・・・。18日は気をつけます。
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