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泥棒 ~つづき
2005-05-06 Fri 03:16
 「ここが警察?」と目を疑いたくなるほどKikoni Policeは掘建て小屋のような簡素な作りをしていた。
警察官が2人いて、泥棒の手に手錠をかける。今回携帯をとられた被害者は私の他に2人。男女2人ともマケレレ大学の学生で、まず女の子がイスに座るように指示され、その後警察官によって次々と質問が投げかけられていた。

そのすぐ横には手錠をかけられた犯人が座って下を向いている。30歳くらいだろうか。真っ赤なシャツに黒いパンツをはいて身なりもきちんとしている。一見すると金持ちに見えるが、なぜこの人は人のものを盗んだんだろうか。今どんなことを考えているのか。自分がしたことを反省しているだろうか。そんなことを思いながら、その男の様子を見ていたら、「はい、次。そこの外人」と警察官に声をかけられた。

どうやら次は私の番らしい。まず、名前、国籍、年を聞かれる。ウガンダでは何をしているのか、携帯を盗られた経緯(朝起きてから、警察に来るまでの全ての行動を列挙するように言われる)など、思いの他細かく聞かれ、自分の記憶を覚えている限り正確に答えた。(つもりだ)

朝起きてから、顔を洗い洗濯をしていたと言えば、何時に起きて何時に洗濯をしていたかなど、警察官から何度も質問をされる。 その時泥棒が口を開く。「私はこの携帯を彼女の友人のリリアンに修理するよう頼まれただけだ。盗んでいない」と言う。嘘だ。

私にリリアンという友人はいない。私はふつふつとお腹にたまっていた怒りが爆発して、大声をあげて怒鳴ってしまった。
「お金が欲しかったら働くべきだ。Stealing is too bad.It is a shame of Ugand.私はウガンダが好きだが、あなたのような人は大嫌いだ。」更に「私はここで先生をしているけれど、私の生徒たちは貧しくても決して人のものを盗んだりしない。彼らは休みの日だって、生活費を稼ぐために一生懸命働いている」

私はいつの間にか興奮して涙を流していた。「車を洗ったり、水汲みだってあなたは出来るでしょう」と。「fetching water(水汲み)」と言ったときに、この男が私を見てくすっと笑った。(水汲みは大抵、子供がする仕事と思われているからか)私は怒りが心頭に発し、思わず彼の頬を平手打ちしてしまった。生まれて初めてのことだった。

警察官からは、「落ち着いて」と言われ、その警察官は男を一蹴し、小さな独房に彼を入れた。 その後も警察官は私に質問を続け(その間全て私が言った事をメモしていた)最後に「この紙に書いたことが間違えなければ、2箇所にサインをするように」と言われる。更に奥の部屋に通され、このKikoni PoliceのOfficer(責任者)のもとへ連れていかれる。

ここでも同じようなことを聞かれた後、今度は「君は28歳なのに結婚をしていないのか。ウガンダ人をどう思うか。日本人とどちらが良いか」など、今回の事件とは全く関係のないことを聞かれる。
早く解放してほしかったので、「I still enjoy my single life.That’s all.」と答えれば、彼の質問心に火をつけてしまったようで、「それは良くない。子供は欲しくないのか。過去に何かあったのか」・・・などなど質問三昧。「もう帰りたいのですが」と言っても、「これは重要な話だ」と言って話を続ける。

この警察官はよっぽど暇だったのか、それとも本当に心配してアドヴァイスをしようとしたのか分からないけれど、結局ここを出られたのは夕方の5時過ぎ。ということは警察に私は、実に6時間半もいたことになる。警察を出た頃には、私はすっかり疲れ果ててしまっていた。お腹も空いて、くたくただった。それでも携帯は戻ってこず、来週Kikoni Policeを管轄しているWandegeya Policeでの事情聴取の後、返してくれるそうだ。ホステルへ帰り、ウガンダ人の友人たちに今回の警察での一件を話すと、「ゆかはラッキーだ。良かったね。神様が見守ってくれたんだね」と口々に言う。 「仕方ないか。泥棒も捕まったんだし、よしとしよう。」私はウガンダに来て、だいぶ気が長くなったような気がする。
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