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文化1
2009-02-15 Sun 03:00
ウガンダでは1987 年から政府軍とLRA(神の抵抗軍)の間で戦闘が続いており、2004年国際刑事裁判所(International Criminal Court-ICC)は,北部ウガンダの捜査活動を開始した。しかし、北部ウガンダ(アチョリ地域)のリーダーや、援助団体などが批判。

ここで問題になったのは、ICCや政府が「グローバルな規範」に即して犯罪を裁こうとしたことに対して、北部地域ではこの場所での「正義」において和解を求めたのだ。国際法がどうであれ、地域での伝統的な地域に根付いたアプローチで紛争を解決したいということである。

その1つが「Mato Oput」と呼ばれる儀式である。殺害行為に対して適応され、簡単に言うと加害者が自発的に罪を告白し、加害者が被害者に賠償をし双方の苦い感情が癒され、和解と赦しに至るというもの。そしてその後加害者は社会に復帰するとされた。儀式は、Oputという木の根っこからでた飲み物を双方が一緒に飲むことや、祖先の霊が立ち会う前で食事を共にすることが特徴として挙げられている。

確かに西洋中心で作られた法を、北部地域の伝統的方法を全く無視して、文化、慣習の異なるアフリカ(この場合はウガンダ)に適用することは、どうなのだろうか?とは思う。

でも犯罪者としてあげられているのは、多くがLRAに誘拐をされ兵士に仕立て上げられた子ども達。子どもや若い世代の人の中には、このMato Oputに馴染みがないという人も多いことや、北部ウガンダで行われた残虐行為の数々を考えると、このMato Oputだけで十分なのか?という疑問も生じる。

このMato Oputを巡る語りには、Mato Oputを拒絶する人もいて、北部ウガンダの全ての人にとって同じかというとそうでもないようだ。また北部ウガンダの紛争では、LRAだけではなく、政府軍も北部住民への暴力行為を行っていたことなどが度々報告されている。でもMato Oputでは、他の地域(他のethnic group)出身の政府軍はこの儀式の対象に入らないとされている。こうした伝統的な紛争解決アプローチには、利点もあれば限界もあり一概にどちらが良いとはいえず、バランスが大切になってくるのではないかと思う。

このバランスの取り方が1番難しいのだろうけれど。

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