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紛争中の性的暴力
2009-07-10 Fri 18:31
性的暴力は、戦争の道具にされることが多い。ルワンダではジェノサイドを生き延びたツチ女性の大多数がレイプされていたとも言われている。私は、ルワンダに来てから、ジェノサイドで未亡人となった女性が立ち上げたlocal NGOの活動を何度か見学させてもらっていた。

私がJさんという女性と出会ったのは、このorganizationを通してだった。彼女は現在28歳。ジェノサイドが起きた15年前、多数の男性にレイプされ、その時にHIVに感染した。それは公の場で行われたため、近所に住む人も皆、彼女がレイプされるのを見ていたという。誰も助けてはくれなかった。カウンセラーが同席する中で、その時の詳細を教えてくれたのだけれど、あまりに惨い内容で私は言葉を失った。苦しかった。

彼女はジェノサイドが終わり、約10年間は当時のことがいつもフラッシュバックして、涙が止まらない日々が続いたと言う。ジェノサイドで殺されていれば良かったと何度も何度も思ったそうだ。しかし、カウンセリングを通して、本当に少しずつなんとか生きようと思えるようになり、HIVとも自ら戦えるようになったと話してくれた。それでも、レイプをされた時のこと、その時の男性の顔、姿、全て頭から消えることがないと言って、その後おさえていたのであろう涙を流し、しばらくの沈黙が流れた。

カウンセラーの何か話しかける声が聞こえたが、私は下げていた頭をあげることもできなかった。レイプされたことは、長期にわたって心理的なトラウマとなって被害者を苦しめる。精神的に、そして罪悪感を抱く女性もいれば、日常生活ができなくなったり、外に出ることさえ困難になってしまう女性もいる。

彼女は言っていた。
自分をレイプした男性のことは、誰なのかも知らない。近所に住んでいる人ではなかった。だから裁判に出て訴えることもできないと。
確かにジェノサイドは終わった。新しい国づくりに向かって、ルワンダは一歩も踏み出した。しかし、正義をachieveできない、大虐殺の被害者の悲しみ、苦しみは、心の中で今でもはち切れんばかりに膨らんでいる。

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この記事のコメント
応援しています
はじめまして。
僕は福岡に住んでいるので、
永谷さんがTNCにいらっしゃるときからTVを通して知ってました。
大変な活動をされていて、憧れと大きな尊敬の気持ちを持って、
TVの番組や、ブログを見てました。
僕は病のせいで思うように動けないので、羨ましくも思っています。
ものすごく大きなモティベーションがいるだろうし、
危険なこともあるかと思いますが、応援しています。
アフリカでは、バナナが貴重な食料資源でもあるそうですね。
最近NHKを見ていて、多摩美術大学の学生さんたちが、
バナナに関係したユニークな活動を行っていることを知りました。
永谷さんもご存知かもしれませんが、
興味があればご覧になってください。
http://www.tamabi.ac.jp/kyoumu/gendaigp/banana/index.html
2009-07-13 Mon 16:17 | URL | masafumi #-[ 内容変更]
masafumi様
コメントを有り難うございます。そうなんです。バナナはウガンダでもルワンダでも主食の1つです。多摩美の学生さんの活動は、以前に新聞で読んだことがありました。ウガンダでも、バナナの繊維を使ったグッズが色々販売されていますよ。

最近はウガンダのcottonを使った製品(ジーンズなど)が日本でも販売されていて、アフリカの良いものがもっと日本に広まれば良いなぁと個人的に思っています。

2009-07-15 Wed 05:37 | URL | yuka #-[ 内容変更]
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